アクリル塗料の上にウレタン塗料を重ね塗りする方法とは?失敗しないコツと手順を解説
アクリル塗料の上にウレタン塗料を重ね塗りしたいけど、失敗するんじゃないかと不安に思っているみなさんに朗報です。
実は、アクリル塗料の上にウレタン塗料を重ね塗りするのは、それほど難しいことではありません。
本記事ではアクリル塗料の上にウレタン塗料を重ね塗りできるか、その手順について解説します。
□アクリル塗料の上にウレタン塗料を重ね塗りできる?
アクリル塗料は水性塗料で、ウレタン塗料は油性塗料です。
塗料の性質上、アクリル塗料の上にウレタン塗料を重ね塗りすると、塗料が縮んだり、剥がれたりする可能性があります。
しかし、適切な手順とコツを守れば、失敗なく綺麗に重ね塗りできます。
1:アクリルの重ね塗りに関する注意点
・塗料の乾燥時間
ウレタン塗料はアクリル塗料よりも乾燥時間が長いため、重ね塗りする前に十分に乾燥させてください。
乾燥不足のまま重ね塗りすると、塗料が剥がれる原因になります。
・塗料の希釈
ウレタン塗料はアクリル塗料よりも希釈率が高いため、適切な希釈率で希釈してください。
希釈率が高すぎると、塗料が薄くなりすぎて、塗膜が弱くなる可能性があります。
・塗料の温度
塗料の温度は、重ね塗りの仕上がりに影響します。
塗料の温度が低すぎると、塗料が硬くなりすぎて、塗膜が割れる可能性があります。
逆に、塗料の温度が高すぎると、塗料が柔らかくなりすぎて、塗膜が垂れる可能性があります。
・塗料の粘度
塗料の粘度が適切でないと、塗料が均一に塗布されず、ムラになる可能性があります。
塗料の粘度が濃すぎると、塗料が固まりやすく、塗膜が厚くなってしまいます。
逆に、塗料の粘度が薄すぎると、塗料が流れやすく、塗膜が薄くなってしまいます。
2:アクリルの重ね塗りが失敗する可能性
・塗料が縮む
アクリル塗料はウレタン塗料よりも溶剤の強度が弱いため、ウレタン塗料の溶剤によってアクリル塗料が縮んでしまう可能性があります。
縮むのを防ぐためには、薄く重ね塗りをすることが重要です。
・塗料が剥がれる
アクリル塗料とウレタン塗料の接着力が弱いため、重ね塗りをすると剥がれてしまう可能性があります。
剥がれを防ぐためには、下塗りスプレーやプライマーを使用することが重要です。
・塗膜が硬くなる
ウレタン塗料はアクリル塗料よりも硬い塗膜を形成するため、重ね塗りすると塗膜が硬くなりすぎて、割れやすくなる可能性があります。
硬くなりすぎないように、薄く重ね塗りをすることが重要です。
□アクリル塗料の上にウレタン塗料を重ね塗りするための手順
1:下塗りスプレーの塗装
下塗りスプレーは、アクリル塗料とウレタン塗料の接着力を高める役割を果たします。
下塗りスプレーには、プライマーやサーフェーサーなどがあります。
・プライマー
プライマーは、塗料の密着力を高めるために使用します。
アクリル塗料の上にウレタン塗料を重ね塗りする場合、プライマーを使用することで、塗料の剥がれを防げます。
・サーフェイサー
サーフェイサーは、下地を平滑にし、塗料の乗りを良くするために使用します。
アクリル塗料の上にウレタン塗料を重ね塗りする場合、サーフェイサーを使用することで、塗膜のムラをなくせます。
2:塗装の順番
・薄く塗る
ウレタン塗料は、1度に厚く塗るのではなく、薄く数回に分けて重ね塗りします。
厚塗りすると、塗料が乾きにくく、ムラになる原因になります。
・均一に塗る
重ね塗りは、塗料が均一に塗布されるように注意しましょう。
ムラがあると、仕上がりが悪くなってしまいます。
・乾燥時間
重ね塗りをする際は、塗料が完全に乾燥してから次の重ね塗りを行うようにしましょう。
乾燥不足のまま重ね塗りすると、塗料が剥がれる原因になります。
□まとめ
この記事では、アクリル塗料の上にウレタン塗料を重ね塗りする方法について解説しました。
アクリル塗料の上にウレタン塗料を重ね塗りする際は、塗料の性質や注意点などを理解しておくことが重要です。
また、適切な手順とコツを守れば、失敗なく綺麗に重ね塗りできます。
この記事を参考にして、ぜひチャレンジしてみてください。
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