塗料にも利用される?油をはじく仕組みについて解説します!
「外壁塗装を考えているけれど、どんな塗料を使えば良いのかわからない」
このような悩みをお持ちの方は多いでしょう。
そこで本記事では近年注目を集めている油をはじく塗料について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
□油をはじく塗料の基本について解説!
1.撥水性/撥油性の概念
撥水性や撥油性は、素材が水や油を弾く性質を指します。
この現象は自然界にも存在し、ハスの葉がその代表例です。
ハスの葉は、撥水性を利用して常に清潔を保ち、効率的な光合成を行います。
この自然の知恵を応用し、テフロンフッ素樹脂加工などの技術が開発されました。
これらの技術は、素材に撥水性や撥油性を付与し、液体の広がりを防ぎ、清潔さを保つ効果をもたらします。
2.テフロンフッ素樹脂の特性
テフロンフッ素樹脂は、撥水性と撥油性を兼ね備えています。
この素材は、液体が広がりやすい素材であっても、表面にコーティングすることで撥水性や撥油性をもたらし、液体を弾いて広がりにくくします。
この特性は、日用品から産業用品に至るまで幅広い応用が可能であり、素材の耐久性や清潔性を高める重要な役割を果たしています。
3.自然界のヒント
自然界の撥水性や撥油性の現象は、科学技術の発展に大きなヒントを与えています。
ハスの葉のように、自然が持つこの驚異的な性質は、人間の技術においても模倣され、さまざまな素材の機能性向上に寄与しています。
このように、自然界の観察から得られる知見は、持続可能な素材開発の重要な鍵となっています。
□次世代の環境に優しい油をはじく塗料について解説!
*撥水撥油コーティング剤の概要
撥水撥油コーティング剤は、特定の物質の表面に塗布することで撥水性や撥油性を付与します。
これらのコーティング剤は、フッ素樹脂を基にしており、刷毛や浸漬による簡単な塗布で、室温で乾燥させられます。
この技術は、日用品から工業用品に至るまで多岐にわたる用途に応用されており、物質の耐久性や機能性を高めるために広く利用されています。
*使用用途の多様性
撥水撥油コーティング剤の応用範囲は非常に広く、日用生活品から工業用品までさまざまな分野で使用されています。
例えば、タッチパネルの撥水・撥油・指紋付着防止、防水スプレーの原液、繊維の撥水防水加工など、日常生活に密接に関わる製品にも応用されています。
また、工業用品では、モーターの軸受け油流出防止やHDD磁気ヘッドへの潤滑油移行防止など、特定の技術的要求に応えるためにも使用されています。
*環境への配慮と新たな開発
近年、撥水撥油コーティング剤の開発においては、環境への影響を考慮した非フッ素系の製品が注目されています。
従来のフッ素系コーティング剤に含まれるPFOA(パーフルオロオクタン酸)は、環境や人体に影響を及ぼす可能性が指摘されています。
これに対応し、C6タイプの撥水撥油コーティング剤やフッ素を使用しない非フッ素系の製品が開発されており、これらの新しいコーティング剤は、環境に配慮しつつも高い機能性を維持することを目指しています。
□まとめ
油をはじく塗料について知っていただけたでしょうか。
外壁塗装をお考えの方は、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。
当社は外壁塗装において「安心」「丁寧」「信頼」を大切にしております。
安心して外壁塗装を行いたい稲城市周辺の方はぜひご相談下さいね。