コーキング増し打ちはプライマーで効果UP!外壁の寿命を延ばす方法とは?
築年数が経つにつれて、家の外壁は様々な劣化が目立ちはじめます。
その中でも、コーキングの劣化は、雨漏りや外壁のひび割れ、建物の寿命を縮める原因となるため、早めの対策が必要です。
コーキングとは、外壁の継ぎ目や窓枠、サッシ周りの隙間を埋めるシーリング材のことです。
紫外線や風雨にさらされることで、経年劣化し、ひび割れや剥がれが生じてしまいます。
今回は、そんなコーキングの対策として注目されている「コーキング増し打ち」について解説します。
コーキング増し打ちとは?
コーキング増し打ちとは、既存のコーキング材の上に新しいコーキング材を重ねて施工する方法です。
外壁のひび割れや隙間を埋めることで、防水性と密閉性を向上させ、建物の寿命を延ばす効果があります。
1: コストを抑えられる
増し打ちは、既存のコーキング材を全て剥がす「打ち替え」と比べて、施工工程が少なく、費用を抑えられます。
2: 施工時間が短い
打ち替えと比べて、施工時間が短縮できるのも大きなメリットです。
3: 部分的な補修が可能
外壁全体ではなく、劣化が気になる部分だけをピンポイントに補修することができます。
コーキング増し打ちはプライマーが必須
コーキング増し打ちの工程は、以下の通りです。
1: 下準備
まず、増し打ちを行う箇所の汚れやゴミを丁寧に清掃します。
古いコーキング材の剥がれやひび割れがあれば、適切に処理します。
2: プライマーの塗布
増し打ちを行う前に、プライマーを塗布します。
プライマーは、コーキング材と既存のコーキング材、または外壁との接着性を高める役割を果たします。
プライマーを塗布する際は、バックアップ材に付着しないように注意が必要です。
バックアップ材にプライマーが塗布されると、コーキング材と密着し、外壁の伸縮時に剥がれやすくなってしまいます。
3: コーキング剤の充填
プライマーが乾いたら、コーキング剤を充填します。
コーキング剤は、ヘラを使って均一に塗り広げます。
この時、空洞が残らないように注意が必要です。
空洞があると、雨水が侵入しやすくなってしまいます。
4: ヘラで均す
コーキング剤を充填したら、ヘラを使って表面を平らに仕上げます。
この時、コーキング剤が均一に伸びるように、ゆっくりと丁寧に作業を行います。
5: 養生テープの剥がし
コーキング剤が完全に硬化する前に、養生テープを剥がします。
まとめ
コーキング増し打ちとは、既存のコーキング材の上に新しいコーキング材を重ねて施工する方法です。
外壁のひび割れや隙間を埋めることで、防水性と密閉性を向上させ、建物の寿命を延ばす効果があります。
増し打ちは、打ち替えと比べて、コストを抑えられ、施工時間も短縮できます。
部分的な補修も可能です。
コーキング増し打ちを行う際は、プライマーの塗布、コーキング剤の充填、養生テープの剥がしなど、いくつかの注意点があります。
稲城市周辺で外壁塗装をお考えの方は、ぜひ一度当社にご相談ください。