屋根の漆喰剥がれ修理|瓦屋根の寿命を縮める原因と補修方法を解説
築年数が経ち、家の状態を良く保ちたいと思っているあなた。
瓦屋根の漆喰の剥がれが気になって、放置するとどんな影響があるのか、適切な修理方法を知りたいと思っているのではないでしょうか。
今回は、瓦屋根の漆喰の剥がれによる屋根へのダメージについて詳しく解説いたします。
□屋根の漆喰剥がれの影響
瓦屋根の漆喰の剥がれを放置しておくと、どのような被害があるのでしょうか。
1: 棟の台土が流れる
漆喰が剥がれると、屋根の基礎部分である台土が雨風の影響を直接受けて、流れてしまいます。
台土は、瓦を支え、雨水を排水する役割を担っており、その状態は屋根の耐久年数に大きく影響します。
そのため、漆喰でしっかりと保護することが重要です。
2: 瓦がズレる
瓦のズレと漆喰の劣化は、密接に関係しており、相互に悪影響を及ぼします。
瓦は屋根の上に積み重ねられているため、紫外線や雨風の影響で、ズレてしまうことがあります。
瓦がズレると、棟の中に雨水が侵入し、その雨水が接着材である赤土を風化させ、さらに瓦がズレてしまう悪循環に陥ります。
さらに、侵入した雨水が外に流れる際に、漆喰を剥がしてしまうこともあります。
3: 雨漏り
漆喰の剥がれによる最終的な被害は、雨漏りです。
棟の中に侵入した雨水は、外に流されることなく瓦の裏にまで侵入してしまい、防水シートを劣化させる原因となります。
そして、天井からの雨漏りにつながるのです。
このように、漆喰の剥がれは、深刻な被害につながる可能性があるため、早期の対策が必要です。
□漆喰剥がれの修理方法と費用
漆喰の剥がれの修理方法は、主に2つあります。
1: 漆喰詰め直し工事、上塗り工事
漆喰の剥がれや崩れが軽微な場合は、漆喰詰め直し工事を行います。
この方法は、剥がれた部分に新しい漆喰を詰め、上塗りをすることで、元の状態に修復するものです。
費用は約3,000円/mで、工期は1日程度と短く、比較的低コストで済むのが特徴です。
2: 棟瓦取り直し(積み直し)工事
漆喰の劣化が酷かったり、瓦がズレていたりする場合は、棟瓦取り直し(積み直し)工事が必要になります。
この方法は、屋根の頂上部分の瓦である棟瓦を一旦取り外し、新しく棟を作り直すものです。
費用は約15,000円/mで、工期は3~5日と、詰め直し工事よりも費用と工期がかかります。
□まとめ
瓦屋根の漆喰の剥がれは、放置すると雨漏りなどの深刻な被害につながるため、早めの修理が必要です。
定期的な点検を行い、早期に修理を行うことで、屋根の寿命を長く保ち、安心して住み続けることができます。
修理方法は、漆喰詰め直し工事と棟瓦取り直し(積み直し)工事の2つがあります。
それぞれ費用や工期が異なるため、屋根の状態に合わせて適切な方法を選択することが重要です。稲城市周辺にお住まいの方々、ぜひ当社にご相談ください。ご相談やお見積りの段階から、丁寧な工事、アフターフォローに至るまで、当社のベテラン職人が対応させていただきます。